脳の血管が詰まったり破れたりすることで、それより先に血液が届かず、細胞が死んでしまい、発作を起こした状態が「脳梗塞」、
血管が破れ脳の機能障害が起こるのが「脳出血」です。
これらを総称して「脳卒中」といいます。
血管が詰まったり、破れたりするのは、血栓が大きく影響しています。
けがをして血管が破れると、出血を防ぐために血栓ができるのは正常な作用です。
しかし、ストレスを受けたり、細菌やウイルスが侵入すると、必要のない血栓を作る毒素が生じます。
そして、血栓ができると、やがて血管が詰まり大きなトラブルとなります。
血栓が脳の血管を詰まらせるのが、脳梗塞。
心臓を動かす筋肉の血管を詰まらせるのが、心筋梗塞です。
血栓を防ぐために注目されるのが、高麗人参です。高麗人参には、血小板が凝集して血栓ができるのを防ぐ効果があることが確かめられています。
ストレスが多く疲れが抜けきらない人も、高麗人参を服用することで、血栓を防ぐことができるのです。
血栓を溶かす作用には、体内のウロキナーゼという酵素が影響します。高麗人参は、このウロキナーゼの活性を高め、血栓を溶かし、脳梗塞を防ぐとともに、肩こりや頭痛など細い血管にできた血栓による症状を解消してくれます。
さらに、高脂血症の人は、血栓が溶解されにくい傾向がありますが、高麗人参が溶解を促進させることもわかっています。
ウロキナーゼは治療薬として投与されますが、大変高価なもので、服用しすぎると血管の壁が溶ける危険もあります。
副作用がなく、自然の力で私たちの体に働きかける高麗人参は、もっと愛用されていいのかもしれません。
(「高麗人参生活術」編著:長谷川秀夫 発行:NPO法人日本サプリメント臨床研究会 引用)
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