胃はけっこう敏感な臓器だと思いますね。
胃の調子が悪いとき、多かれ少なかれ、ストレスが影響しています。ストレスを消す、つまり「心を鎮める」ために、漢方で処方する代表的な鎮静薬が高麗人参です。
高麗人参を飲むことで、熟睡できるうえに、食欲が出てきます。胃の血流を促すため、不快感が楽になり、胃が活動を始めるのがわかります。
腹部の膨満感や胃のもたれ、酸っぱいゲップも解消されていきます。
胃の様々な不快症状を解消することは、胃潰瘍の予防にもなります。
また、実験ではできてしまった潰瘍にも治癒効果があることが立証されています。(松田秀秘 (近畿大学薬学部)他、1984年)
便秘や下痢は、高麗人参を摂ると不規則だった腸の蠕動(ぜんどう)運動が正常に戻るため、次第に回復していきます。
最近では、胃潰瘍の場合、ピロリ菌が胃の炎症に関係が深いと言われています。私もピロリ菌の除去をしてもらいました(笑)
そのため、病院では、抗菌剤による除菌治療が行われるようになっています。
治療によって再発が防げるケースもありますが、除菌治療だけで全ての潰瘍が治るわけではありません。
人が抗菌剤に頼ることで、耐性菌という薬の効きにくいパワーアップした菌が出てくるとも言われています。
薬に頼るだけでは、胃腸障害を克服できなくなってきたのです。
(高麗人参生活術 編著:薬学博士 長谷川秀夫 発行:NPO法人日本サプリメント臨床研究会から引用)
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