人の寿命を酸素消費量からのみ計算すると、高々15~20年となります。
しかし、実際は100年、最近の研究によると120年とも言われています。これは、私たちの体の中には、活性酸素の暴走を抑える力、すなわち「抗酸化力」が備わっているからです。
抗酸化力の源となるのが、スカベンジャーと呼ばれる「抗酸化物質」です。それは、主に体内で合成されるSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)やカタラーゼなどの酵素です。
では、活性酸素を退治すれば寿命は伸びるじゃないかと思いますが、そのとおりなのです。
SOD活性が高い(スカペンジャーの力が強い)動物ほど、寿命が長いというデータがあるのです。
SODの活性を、いろいろな動物で調べた結果、体重あたりのカロリー消費量に比べて、SOD活性の高い動物ほど、寿命が長いことが分かりました。
人が例外的に寿命が長いのは、SOD活性が高く、発生する活性酸素を効率よく処理できるためと考えられます。
(「高麗人参生活術」編著:薬学博士 長谷川秀夫 発行:NPO法人日本サプリメント臨床研究会 から引用)
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