【高麗人参ってどういう人参?】
高麗人参の学名は、パナックス・ジンセン(Panax ginseng C.A.Meyer)と言います。
パナックスはギリシャ語のpantos(すべて)とakos(治癒)に由来し、万能薬の意味があります。
日本では「オタネニンジン」と呼ばれてきました。原産は、中国東北部、極東シベリア、朝鮮半島山間部で、ウコギ科の多年生草木です。
ニンジンという名前ですが、赤い色をした野菜の人参とはまったく別の品種です。
天然の高麗人参は、山参(さんじん)と言われ希少なものです。
韓国ではシンマニと呼ばれる山参を採ることを専門にする人がいるほどで、発見された場合は数百万円になる場合もあります。
また、山深くに高麗人参の種をまき、自生させる方法で山参(山養参)を造っている人もいます。
現在流通している高麗人参の大半は、ほとんどが栽培されたもので、江戸時代に日本の徳川吉宗の命により佐渡で開発された栽培方法を改良を重ねて現在に至っています。
(「高麗人参生活術」編著:薬学博士 長谷川秀夫 発行:NPO法人日本サプリメント臨床研究会 から引用)
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