【高血圧や疲労から起こる心疾患】
動脈硬化や血栓などで血流が悪くなると、心臓の筋肉に必要な酸素や栄養が不足します。
また、急激な運動や強いストレスで心臓の筋肉が一時的に血液不足になると、前胸部や左腕・背中などに痛みや圧迫感を生じます。
これが虚血性心疾患の症状です。
虚血性心疾患でも「狭心症」の場合は、痛みは数分から15分前後で解消し、ニトログリセリンがよく効きます。
坂道を無理して登った後や、寒いトイレでいきんだ後などに突然起こります。
一方、冠状動脈が完全に閉塞してしまう「心筋梗塞」は、安静にしても胸痛は15分以上続き、ニトログリセリンを投与しても効きません。
締め付けられるような胸痛が突然起こり、冷や汗や吐き気のある場合は、直ちに救急車を呼ぶべきです。
心筋梗塞を起こす危険因子としては、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満、喫煙などがあり、直前の状態としては、「睡眠不足」、「激務」、「過度のストレス」などが指摘されています。
(「高麗人参生活術」編著:薬学博士 長谷川秀夫 発行:NPO法人日本サプリメント臨床研究会 から引用)
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