【強力な酸で食べ物をドロドロに】
胃液には「胃酸」やペプシンという消化酵素などが含まれています。
胃酸とは、実験で5円玉を浸しておくと10分でピカピカになるほどの強い酸性物質で、その分泌量は加齢とともに少なくなり、消化する力は年とともに落ちます。
胃酸によって胃そのものが溶けてしまわないのは、胃壁がその表面から出る粘液(粘膜)によって守られているからです。
粘液のなかには胃酸を中和する物質があり、それによって胃の壁は消化されません。
つまり胃の立場から見ると、自分の中に胃酸やペプシンなど粘膜を傷つける攻撃的な因子と、それらから粘膜を守る防御的な因子の両方があるのです。
健康なときは、この両者がバランスよくコントロールされています。
ところが、何らかの刺激によってバランスが崩れると、胃粘膜が傷ついて胃の病気につながるのです。
(「高麗人参生活術」編著:薬学博士 長谷川秀夫 発行:NPO法人日本サプリメント臨床研究会 から引用)
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