【高麗人参による肝機能保護作用】
高麗人参が解毒器官である肝臓の機能を回復する実験を紹介しましょう。
(写真参照)ウィルス性の肝障害になるとGOTやGPTの数値が下がります。
また、肝臓は解毒作用が弱くなると、黄疸にもなります。
肝臓に薬物(毒物)が入ると、P.450系酵素群が異物を分解して、解毒排泄を行いますが、そのときにラジカル活性酸素が生成され、それが働きすぎると、肝細胞を酸化させ、組織障害を引き起こしてしまいます。
写真のAとBはハーブの成分で活性酸素から肝臓を守るとされる「シリマリン」と、高麗人参の肝臓障害に対する効果を比較したものです。
高麗人参はシリマリンよりもP.450系酵素群の活性による活性酸素の生成を抑えます。(A)
また、活性酸素によって肝細胞が酸化するのを抑える能力も、シリマリンよりも高麗人参がはるかに優れていることがわかりました。(B)
また、CとDは肝臓の組織図の写真です。
左側の写真Cの白く抜けている部分は薬剤によって、組織障害を起こしたものです。
ところが、高麗人参を薬剤と併用して投与しておくと、右の写真Dのようになり、薬剤による組織障害を回避することが分かりました。
(「高麗人参生活術」編著:薬学博士 長谷川秀夫 発行:NPO法人日本サプリメント臨床研究会 から引用)
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