腎臓ってどんな働きをするの？

【腎臓ってどんな働きをするの？】

血液中の老廃物をろ過し、尿として体外に排出するというのが腎臓の主な役目。

要するに血液のクリーニング屋さんです。

さらにホルモンを分泌したり、水分やリン・ナトリウム・カリウム・などの電解質を調整することで、血圧や体液のバランスを取るという大切な働きをしています。

腎臓はよく知られているように、そら豆型の臓器です。一つが１５０gほどで、対になって横隔膜の下にあります。

ここに一分間に１リットルくらいの血液が流れるのですから、休む暇がありません。

健康な一つの腎臓には「ネフロン」というものが１００万個もあり、これが血液をろ過しています。

このネフロンが減ると、いわゆる腎臓が弱った状態になるのです。

腎臓に流れ込んだ血液から「原尿」が生じ、そこから不要な老廃物が除かれ、大半のものは再び吸収されることを繰り返すことで、一日で１～１．５リットルくらいの尿が出るのです。

このクリーニング屋さんが調子を崩し、ストライキを起こしてしまうと、血液のろ過装置を体外に接続しなければなりません。

それが１回に何時間もかけて臨まなければならない人工透析。そうなると食事も大幅に制限され、食べる楽しみとは一生縁遠くなってしまいます。

（「高麗人参生活術」編著：薬学博士　長谷川秀夫　発行：ＮＰＯ法人日本サプリメント臨床研究会　から引用）