【ガン転移に及ぼす人参サポニン代謝物の効果】
(前回からの続き)写真のグラフから分かるように、アンチアシアロGM1を投与されたマウスの肺転移数は、されなかったマウスの5倍になっています。
あるいは2-クロロアデノシンを投与された場合、肺転移数は1.5倍増加しています。
このことからガン細胞転移の抑制には、ナチュラルキラー細胞が深くかかわっていることが分かります。
また、人参サポニン代謝物M4を1mg投与した場合には、無処置の場合には対照群と比べて50%抑制、アンチアシアロGM1を投与した場合には対照群と比べて20%抑制、2-クロロアデノシンを投与した場合には対照群と比べて40%抑制されました。
アンチアシアロGM1を投与(ナチュラルキラー細胞が欠如・マクロファージあり)した場合よりも、2-クロロアデノシンを投与(マクロファージが欠如・ナチュラルキラー細胞あり)した場合の方が、顕著に抑制されたことから、
人参サポニン代謝物M4は、ナチュラルキラー細胞のガン細胞障害活性(ナチュラルキラー活性)を増強したと考えられます。
(「高麗人参生活術」編著:薬学博士 長谷川秀夫 発行:NPO法人日本サプリメント臨床研究会 から引用)
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